Agroecologyを勉強中!!

Agroecologyをキーワードに、トビタテ留学でカリフォルニア州で農業インターンしたり、キューバに渡航したり。生態学をフル活用した農園を作って、自給自足したい!生態系のごとく厳しく複雑な今日の農業ビジネス界で、理想を実現しながら、しぶとく生き残るためにニッチを模索中。

留学後の大学生活で「トビタテ留学が活きている!」と実感した3つの場面

卒業論文、自分の地域活動、就職活動の3つ場面でトビタテ留学での学びが活きているなと感じました。

 

【私の留学の概要】

Agroecologyという学問を学びにアメリカに10カ月間、キューバに1か月間留学しました。Agroecologyについては、たまたま大学図書館で手に取った本で知り、「環境負荷の低い農業」「持続性」「伝統農業」といった観点から興味を持ちました。

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ミゲルアルティエリのAgroecology

(アメリカ)
アメリカのMESAという組織の農業インターンプログラムに参加して、10カ月間でCalifornia州の4つの農場を回りました。朝~夕は農場で農作業をしたり、farmers' marketで販売をしたりしながら現場での経験を積み、夜はMESAの提供するeラーニングシステムでAgroecologyについて体系的に学びました。

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サンディエゴのSolidarity Farm

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サンディエゴのChino Farm

キューバ

キューバではFood Firstという組織が企画・運営しているスタディツアーに参加して、キューバの農場やパーマカルチャーを実践している活動家を訪ねて回ったり、キューバの有機農業やコミュニティについて研究している方のお話を聞いたり、ディスカッションをしたり、兼業農家にホームステイさせてもらったりしました。

 

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Food Firstのプログラムに応募!

 

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キューバの先進的な有機農場:アラマール農場

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有機栽培しているタバコ畑


 

【留学が活きている!】


卒業論文、自分の地域活動、就職活動の3つにトビタテが活きたと感じています。

価値観が変わったり、異文化理解が深まったり、語学力がアップしたりということはもちろんですが、それらはあくまで副産物。自分のトビタテ留学の目的としていた学びの内容について書きたいなと思います。留学後の大学生活は、ほんの1年間でしたが、留学で得た様々なヒントは早速活かせています。

 

その1★卒業論文のテーマを選ぶとき


農業法人労務管理と従業員属性ごとの職務満足傾向」というテーマで卒論に取り組みました。僕は「国際農業開発学」という研究室に在籍していて、農業経営学の中でも、「人という経営資源をいかにうまく活かすか?」ということを明らかにしようとする「人的資源管理」に興味があったからです。

留学中のとある実体験が動機となり、そのような興味が生まれました。

それは4カ月間インターンする予定だったB農場を2週間で離職してしまったことです。

その農場に移る前にインターンしたA農場では、6か月間とても充実して献身的に働いた実感があり、実際にA農場のオーナーやマネージャーからも評価されていました。

 だからB農場でも4カ月間同じようにインターン出来るだろうと考えていたのです。しかし、実際は2週間が限界でした。

 

仕事に対する感じ方がA農場とB農場で違った大きな要因は、マネージャーとの関係性だと感じていますが、その違いが生まれた仕組にとても興味がわきました。関係性が悪かったことを農場のマネージャーのせいにするのは簡単ですが、どうもその説明だけでは納得がいかず、様々なことを考えました。

自分自身に問題があったのか?
経営者と従業員のコミュニケーションに問題があったのか?
農業経営に特徴的な構造的な問題なのか?
農業者の離職の現状は?
どのような離職要因があるのか?etc.

これほど農業法人の従業員の「離職」にこだわるようになったのは、自分自身が複数の農場でのインターンと離職を経験し、強烈な当事者意識が芽生えたからです。留学後になって思えば、B農場にもう少し在籍していれば、もっと学べたかもしれない。離職がネガティブに働いたかもしれない。と後悔することもあります。だから大学卒業後、就職してから、離職・転職について考える場面が来た時は、もっと客観的に考えて判断できるようになりたいと思いました。

このように、実体験は強烈な問題意識と、それに関する当事者意識につながります。
様々な実体験を得られる留学は、とても貴重な機会だったと感じています。

 

その2★自分の地域活動を考えるとき

 

nanitabe.com

鳥取なにたべ!は鳥取の飲食店をSNS・WEBサイト・スマホアプリで紹介する有志のグループです。

トビタテ前から取り組んでいましたが、トビタテで「自分の軸を探す」ということに取り組み、留学中にそれに関するアンテナをたくさん立てて活動して様々な学びを得た結果、それらが鳥取なにたべ!の活動へのヒントになりました。

今のところ大きなヒントは2つありました。

地産地消に取り組む農家は農家自身が情報発信に積極的に取り組んでおり、SNSやWebサイトを活用し、仕組を作っていること。

②環境にやさしい農業などの普及には、生産者の問題意識を高めるだけではなくて消費者の問題意識を高め、消費者を巻き込んでいく取り組みが欠かせないこと。

 

これらのヒントを得て、これからは飲食店の紹介だけではなく、以下のことにも取り組んでいこうと考えています。

鳥取地産地消に取り組んでいる飲食店の紹介

②そこで使われている農産物の紹介

鳥取の一次産業に携わる方のドキュメンタリー動画・インタビュー記事の製作

④地域の定期開催の朝市などへの参加


トビタテでは、しっかりと留学の目的を探す事前研修と、学んできたことを整理して活かし方を考えたり、動機づけたりする事後研修があるので、ただ外国に行って知見を広めるだけではなく、留学後に何らかの形で学んだことを活かすことにつながりやすいと思います。

  

 

 

その3★就職先を考えるとき

 

僕は鳥取県八頭町にある大江ノ郷自然牧場に就職します。

www.oenosato.com

 

この会社は、自分がトビタテの2次試験のプレゼンで発表した「留学後に取り組みたい事業の構想」を具現化したような場所です。

 

農業の6次産業化

幅広い世代に対する食育

地産地消の取り組み

農泊などの地域を巻き込む取り組み

総合的な体験型学習施設

田舎の資源を活用したグリーンツーリズムetc.

 

大江ノ郷自然牧場での面接では留学の目的や、それに関する問題意識、自分の価値観などなど、トビタテの申請書の作成から事前研修、留学、事後研修に至るまで、ずっと考えていたことをお話しするだけでした。兵庫県出身ですが、鳥取のど田舎にIターンして、大江ノ郷自然牧場で働くことを心の底から楽しみに思っています。

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最後にこのように留学での学びを活かせている3つ理由を挙げたいと思います。

①留学の目的設定と、問題意識を深めること

問題意識と留学の目的に一貫性があると、留学中の学びが留学後に活かしやすいと感じています。これはトビタテの事前研修の様々なワークショップに真剣に取り組んだからだと思います。

 

 ②留学後の学びの整理とモチベーションづくり

トビタテの事後研修で、留学の学びを今後に活かす気持ち作りをしてもらいました。

 

③トビタテのコミュニティ

留学場所は違えど、一緒に留学した仲間がいて、Facebookなどで各々が頑張っている様子を見ると、自分も頑張ろうとやる気になります。留学前も、留学中も、留学後も、多くの刺激をもらいました。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

留学での学びを留学後の大学生活に活かすことに少しでも役立てて頂けたら嬉しいです。