Agroecologyを勉強中!!

Agroecologyをキーワードに、トビタテ留学でカリフォルニア州で農業インターンしたり、キューバに渡航したり。生態学をフル活用した農園を作って、自給自足したい!生態系のごとく厳しく複雑な今日の農業ビジネス界で、理想を実現しながら、しぶとく生き残るためにニッチを模索中。

アグロエコロジーとは? 僕がどうやって勉強してきたかについて

正直、まだ、アグロエコロジーが何なのか、ぼやっとしか分かっていません。

ブログのタイトル通り「Agroecologyを勉強中!!」です。

Agro=「農業の」、ecology=「生態学」なので、

文字通り訳せば「生態学の知見を農業に応用するための学問」ということなのですが、

重要なのは「なぜ、それが必要なのか?」ということだと思います。

これに対する答えが色々あって複雑で難解なので、ぼやっとしか分からないのだと思います。非常にざっくりと考えるなら以下のように説明できるかもしれません。

狭義には、生態学の知見を応用した農産物の栽培の方法論。

広義には、そのような農業が必要とされる社会学、経済学、食や命に関する倫理などに関係していて非常に学際的な学問。

この辺りのことはGoogleで検索してみれば分かるように非常に色々なことが言われているので、ぜひ検索していくつか記事を読んでみてください。こちらのブログがおすすめです。

agroecology.seesaa.net

「文明は農業で動く」

アグロエコロジーという言葉との出会いはこの本の中でした。

このなかなかセンセーショナルなタイトルが目に飛び込んできたのは、偶然でした。

土壌学で教授が紹介されていた、「土の文明史」を読んだことがあったので、なんとなくピンと来たのかもしれませんが、とにかく手に取り、吉田太郎さんの文章を一気に読み切りました。ただ、一読した後には、書かれていることは分かるけれども、農学部で近代農業をバリバリ学んでいる手前、「これ本当?」というのが正直な感想でした。

 

日本では耳慣れない「アグロエコロジー

それでも、なんとなく「アグロエコロジー」という言葉は頭の片隅に残り、気になるようになりました。そもそも日本では、アグロエコロジーという言葉自体が全く新しくて、ご存知の方は少ないはず。勉強したいなと思い検索してみましたが、日本の大学でも、数人の教授が言及されているくらいで、あまり体系だって学べるところは無さそうでした。(2014年の秋)

オランダのワーゲニンゲン大学の修士コースで学べるという情報もありましたが、当時大学2年生の僕はそこまで思い切ることができず、「1年休学して、さくっと学べるような環境が無いものか?」と考えていました。

2014年の2月には「日本アグロエコロジー会議第1回勉強会」に参加したり。

アグリビジネスと闘うブラジルのアグロエコロジーと世界の食料システムの危機 | Alter Trade Japan

 

アグロエコロジストのバイブルを購入

"AGROECOLOGY The Scientific Basis of Alternative Agriculture"

とりあえず、ネットで検索してカリフォルニア大学バークレー校のミゲルアルティエリ教授がアグロエコロジーの第一人者であることが分かり、教授の原著をAmazonで取り寄せることにしました。(今思えば、新しいものを選べばよかったですね(笑))

 

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 とりあえず、片っ端から辞書を片手に読破。(めちゃくちゃ時間かかりました。)

専門用語がたくさん使われているので、かなり骨が折れましたが挿絵やグラフも描かれていたので、農学部で学んだ土壌学、栽培学、生態学の知識を総動員して、少しは理解できました。

 

実際の畑を見てみたい。農家に会いたい。

農学部生が「畑で学びたい」と思うのは、あるあるの悩み。僕もアグロエコロジーのバイブルを読みながら「やっぱりアグロエコロジーって農業と同じく、実学なのでは? 」と思うようになったので、その頃流行りはじめていた「トビタテ留学JAPAN!日本代表プログラム」を利用して、1年休学して畑で働きながら、アグロエコロジーが活かされている社会の中でアグロエコロジーを学ぼうと考えました。世界中から留学対象地を探し出すために、最初は「agroecology intern」のようなキーワードで検索するところから。

 紆余曲折の末に、米カリフォルニア州でのインターンキューバでのスタディツアーでアグロエコロジーを学ぶことになりました。

 

カリフォルニア州でのインターンでアグロエコロジーを学ぶ

Multinational Exchange Sustainable Agriculture(MESA)というアメリカのバークレーNPO法人が提供する、Agroecologyを学ぶためのインターンシッププログラム。

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このような画面のWEB学習サービスを使いながら、体系的にAgroecologyを学びます!

各章ではYoutubeにアップされているアグロエコロジー関連の動画を視聴したり、論文を呼んだりして、最後に出される問題に対して、エッセイを書いて提出したり、課題をこなしたりするというのが、一連の流れ。SNSのようにインターン生同士でエッセイについてコメントしあったり、畑での農作物の観察や、農家へのインタビューなどの課題では、インターン先の農家での実践と学問の知識のリンクがあったりと、どっぷりとアグロエコロジーに浸れる工夫がなされています。ポイントは農家で実際にインターンしなければWEB学習サービスを利用できないところ。学問と実践からバランスよく吸収します。

結局以下の3つの農家を巡ってきました^^

tobitate-sanfrancisco-cuba.hatenablog.com

tobitate-sanfrancisco-cuba.hatenablog.com

tobitate-sanfrancisco-cuba.hatenablog.com

キューバでのスタディツアーでアグロエコロジーを学ぶ

 Food Firstという、これまたアメリカのバークレーNPO法人が提供する、キューバのアグロエコロジーを学ぶスタディツアー。

Cuba: Organic Revolution & Evolution : Food First

このツアーはアメリカ人向けで、自分以外にはメキシコ人が1人とアメリカ人10人。普通のアメリカ人はキューバへ行けないのですが、学習目的ということで特別なビザでキューバ入国が許されるツアーなので、かなりしっかりアグロエコロジーを学びに行きます。個人の活動家、大きな農園、政府が推奨するコミュニティガーデン、コミュニティプロジェクト、Cafeを併設して観光にも力を入れている菜園、市場、などなど様々なプレーヤーに会いに行きます。農業省の方との会食もあったりと盛りだくさんです。

もっと英語とスペイン語が話せたら!!と悔しかったです。

ネイティブともっと議論したかったです...

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 キューバと言えば葉巻!観光地のビニャーレス地区の有機農法栽培の畑

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キューバのアグロエコロジーの代名詞と言える、Alamar地区の農場も案内して頂きました。

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