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Agroecologyを勉強中!!

Agroecologyをキーワードに、トビタテ留学でカリフォルニア州で農業インターンしたり、キューバに渡航したり。生態学をフル活用した農園を作って、自給自足したい!生態系のごとく厳しく複雑な今日の農業ビジネス界で、理想を実現しながら、しぶとく生き残るためにニッチを模索中。

ターシャテューダの庭を見に行くのをやめて、「ウォールデン 森の生活」を読み始めた。

僕が庭造りを憧れるきっかけになった人物の一人、ターシャテューダ!

日本でもNHKで番組が組まれたり、彼女の絵本やガーデニングの本が多数出版されたりしているので、ご存知の方はたくさんいると思う。

「アメリカにいるうちに、せっかくだから行ってみたい場所は?」という問いに対する答えの候補の一つは、バーモント州南部にある彼女の庭だった。四季折々に様々な植物が目を楽しませ、その中で彼女が悠々自適に、伝統的な生活スタイルを貫いているような映像を幼いころにテレビで見てから、いつか自分の目で実際に見てみたいと思っていた。

彼女はすでに他界されていて、実際に会うことは不可能なのだけど、せめて彼女が愛したとされる庭だけは、ご家族の方がお世話なさっているということは、彼女に関する本の裏表紙などで読んだのか、頭の片隅にあった。

9カ月のアメリカ留学が実現することになって、数日間の休みを取って、カリフォルニアからバーモントに行くことも現実的になったので、試しに日本語でググってみた。

実際に行かれた方のブログがたくさん見つかって、そのコメントや意見が色々と出てくるのだけれど、なんだか、読むにつれて、行く気がどんどん失せていく。

ミーハーなにわかファンを見るのが嫌だから、有名になってほしくないって言ってる暑苦しいファンのような気分に近いかも。

自分も、ターシャテューダブーム的なものに魅せられた人の一人で、ブームに乗って、バーモントまでツアーに参加してしまうようなお金持ちの奥様方と大して変わりはないのだけど、にわかファンの意見(実際に行って見てきた庭がどうだったとか、それに対する反論とか)によって自分の中の素敵な幻想が崩されるのを防ぐために、ネットの声はシャットアウト。

ネットやテレビなどのメディアを通して、対象物(憧れの庭)・対象者(ターシャテューダ)を見ると、バイアスがかかるのは、当然のこと。対象物・対象者をより深く知ろうと思うなら、それ・その人が辿ったものをなぞって、直接体験するっていう代わりの手段もありだと思う。時間がかかるので、面倒だけど。もちろん、その直接体験でさえ、自分というバイアスがかかるんだけど、そういう話は哲学者にお任せ。

 

とにかく、ある記事で、ターシャテューダは「ウォールデン 森の生活」の著者である、Henry David Thoreauという人物の思想にかなり影響を受けたということを見つけたので、「ウォールデン 森の生活」を読むことに。もちろん、Kindleで。(留学中のKindleについて一言→)*1

著者のHenry David Thoreauについては、

多くの著作に現在の生態学に通じる考え方が表明されており、アメリカにおける環境保護運動の先駆者としての評価も確立している。(Wikipediaより)

というように、生態学を学ぶ上では、超キーパーソン。 農学部生態学の授業でも教授が紹介されていた。

 

 

ターシャテューダの庭が、生態学的な考え方を持っていたHenry David Thoreauの思想に影響を受けて作られたものだとすれば、個人的に、これはなかなか面白い!

なぜなら、留学のテーマである、Agroecologyとは、農薬や肥料を使用する代わりに、生態系内の食物連鎖生物多様性、競争などの生態学的な知見を、畑という環境に生かして、害虫・雑草を抑えたり、土を肥沃にしたり、激しい気象に対する畑の耐性を高めたりするための、学問だから。

庭の背景を知ることは、表面的な庭そのものを見に行くのと同等かそれ以上に、刺激的で、学べることがあるはず!ということで、サクサクっと読み始めたという話。

 

*1:原作の英語版は無料だったので、即ダウンロードしたのだけど、もちろん日本語での方が圧倒的に速く読めるので、原作は日本語版を読んでからということに。留学中に、ふと読むべき本に出合ったら、「留学後に」、なんて思わずに日本語版を速攻で読んでしまった方が良いと思うので、長期留学者には、Kindleはマジでおすすめ。