Agroecologyを勉強中!!

Agroecologyをキーワードに、トビタテ留学でカリフォルニア州で農業インターンしたり、キューバに渡航したり。生態学をフル活用した農園を作って、自給自足したい!生態系のごとく厳しく複雑な今日の農業ビジネス界で、理想を実現しながら、しぶとく生き残るためにニッチを模索中。

アメリカとキューバで有機農業を学ぶ理由をちょっとまとめた。

 

ここらで、僕が有機農業を学ぶ場所として、アメリカとキューバを選んだ理由をもう一度整理。

その前に有機農業がしたい理由は2つ。
①有機農業が、土壌環境に配慮した持続的な農業生産を目指しているから。
②石油をはじめとした化石燃料に依存した農業生産体は危険だと思うから。

少し詳しく。
①化学肥料を用いないので、土壌中の化学物質の構成が偏らない。農薬を用いないので、畑周辺の生態系を2次的に変えない(農業は環境破壊の1種だけど、必要悪だから、農薬による影響がないという意味)。

②トラックの燃料、施設・設備のビニール製品、化学肥料・農薬を生産するための工場で必要なエネルギーを支えているのが、化石燃料なわけだけど、いつか枯渇する日が来ることは間違いないし、いつか供給ラインがストップするか日がくるかもしれない(政治的な交渉での利用や産油地の情勢の変化など)というリスクがある。以上の理由で、有機認証を受けた肥料や農薬も、エネルギー的観点から納得がいかなかったら、あまり使いたくない。(ちなみにエネルギーに関して、原発は使いたくない。自然エネルギーを効率的に利用可能なエネルギーに変換し、収益的に厳しくないようなイノベーションがあったら、それはそれでハッピー。例えば、この本に書かれているようなこととか。)

色んな意見・予測があるのは知っているけれど、僕は以上のような見方をしてる。
ご飯を食べるのが好きなので、食べられなくなるリスクに対して臆病なんだよね~(笑)

それで、化学肥料・農薬を使わない農業として、「有機農業」という農業が良いなと思った。

でも、小規模に、理想に忠実に有機農業をやっていると収益的に持続させるのが大変であることも理解した(つもりではいる)。
有機農業の認証の問題や、巨大資本の参入、害虫防除の問題などなど。

【本題】
ここでマクロな視点で日本の今後を考えてみる。
化石燃料の輸入と、それに依存する農業を取り巻く流れについて、ざっくり2つのシナリオを考えた。

①1つめのシナリオ:代替の化石燃料源によって輸入している化石燃料の価格は維持され、日本の有機農業界はアメリカの有機農業界で一般的なビジネス的見方(オーガニックという名前に対する信仰や健康志向をターゲットとしたマーケティングとして)がより強くなる。有機農業界では、巨大資本が大規模に効率的に、見た目が良くて味もいい農産物を安価に提供する市場に対して、いろんなブランディングや、ファーマーズマーケットのような共同体、野菜直売や野菜BOXの配達などによる消費者の囲い込みなどなどが起こる。

②2つめのシナリオ:なんらかの影響で輸入している化石燃料が高騰し、農産物価格も高騰。仕方ないので、化石燃料への依存度が低い農業へと切り替え。その過程で有機農業が注目される。ソ連からの物資の輸入が、ソ連崩壊とともに絶たれ、アメリカからの経済封鎖を受けた時のキューバのような状況に近いと思う。

たぶん、1つめのシナリオが何年か続き、僕が生きている間かどうかは分からないけれど、2つめのシナリオがやってくると思う。その仮説を持っているので、まずは1つめのシナリオの中で、赤字でも農業部門に関しては出来るだけ化石燃料に頼らない生産体系を続ける。そして、2つめのシナリオがやってきたときに、なんらかのアドバンテージを持っている状況にしたい。

ってなわけで、1つめのシナリオでは、どうしようかな?2つめのシナリオでは、どうしようかな?ということを考えるために、アメリカとキューバで学ぶことにした。