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Agroecologyを勉強中!!

Agroecologyをキーワードに、トビタテ留学でカリフォルニア州で農業インターンしたり、キューバに渡航したり。生態学をフル活用した農園を作って、自給自足したい!生態系のごとく厳しく複雑な今日の農業ビジネス界で、理想を実現しながら、しぶとく生き残るためにニッチを模索中。

雨水 ~春が待ち遠しい!これから三寒四温のはじまり~

2月18日は雨水「うすい」

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17日の昨日は温かかったですね!日本のいろんな場所で春一番を観測したとか。

立春が2週間前ですが、ようやく春の兆しを感じ始めました。

雨水の言われは、これまで降っていた雪が雨に変わるからだそうです。

先週の大雪で、今も鳥取の路肩には雪の塊が積もっていて、そこらじゅう小川や水たまりができていますが、これからの雨で、どんどん溶けていくってことですね!

これから三寒四温で暖かくなり、雨も降るとなれば、これまで雪の下で冬を過ごしていた草木が緑になりだすということですね!
雑草を刈るなら今のうち。畑仕事の色んな準備をそろそろ始める季節です。

まだまだ厳しい寒さが身に染みますが、春に近づいてくる実感が持てて、なんとなくワクワクする季節で、僕は結構好きですね~。

 

それでは、写真で、この立春~雨水の72候を振り返りましょう!

 

  • 初侯:東風解凍(とうふうこおりをとく)東の風が氷を解かす!

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(2/14 鳥取大学図書館前)

いやー、大雪が残っていますね~。少し暖かい風も吹きましたが、なかなか氷は解けないですね~。ヴィーナスもさむそー。

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(2/15 @鳥取城のお堀)

鳥取の冬にしては、珍しく気持ちのいいお天気でした!徐々に氷が解けてきているところもちらほら。

 

  • 次候:黄鶯睍睆(こうおんけんかんす)ウグイスが鳴く!

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(2/15 @鳥取城のお堀)

やっぱり、まだまだ寒くて、鶯(うぐいす)を見つけるのは難しかったですね~。代わりと言っちゃなんですが、鳩がいました。

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(2/18 湖山川)

こちらも別の鳥。ツル目クイナ科の「オオバン」って鳥みたいです。詳しくはコチラ

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(2/25 石ケ谷公園 梅園)

期間外ですが、最近、おお!?うぐいすかな?って思った鳥が梅の木にとまっているのを見つけました!残念ながらこちらは「メジロ」。綺麗な鶯色をしていますが、目の周りが白いですね~。

 

  • 末候:魚上氷(うおこおりにのぼる)割れた氷の上に魚が泳いで上がってくる!

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(2/18 湖山池)

オオバンが、ぽちゃぽちゃと水中に潜っていました。どうやら、水中には魚がいるようですね!氷は無いですが、のぼってきてるみたいですね! 

 

次の雨水~啓蟄の72候は・・・

二十四節気と七十二候|暦生活より。このサイトはオススメ)

・土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

雨水や雪解け水で土が潤いはじめて、土中の生物が目覚めて、活動し始める!
・霞始靆(かすみはじめてたなびく)

花粉や黄砂の飛来が始まりますね!僕が現代版72候を作るなら「マスク箱買いする」

草本萌動(そうもくめばえいずる)

暖かくなって、草木の緑の芽が出てくる!

 

この2週間も、身の回りをじっくり観察して、春の訪れを感じたいと思います! 

季節にもっと敏感になりたい!~せっきーの二十四節気~

今日は立春

暦の上では1年が始まる日!

このシリーズでは、二十四節気のそれぞれの節気を経るごとに1つの記事を書こうと思います。(だいたい、2週間で1記事のペース)1年間を通して全部で24の記事!

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(梅の花。間違いなく春に近づいている!って感じますよね)

 

例えば、こんな感じ

二月の二十四節気の「立春」には、以下の3つの七十二候(二十四節気よりも細かい暦で、二十四節気よりも日本の季節に合っているとか)があります。

東風解凍(とうふうこおりをとく)東の風が氷を解かす!

黄鶯睍睆(こうおんけんかんす)ウグイスが鳴く!

魚上氷(うおこおりにのぼる)割れた氷の上に魚が泳いで上がってくる!

 

この二週間は、これら3つのお題を頭の片隅に入れながら生活して、身の回りで「それっぽい」ものを探し出しては、激写してblogにアップすることを目標にします!

 

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 (昨日の節分の「餅撒き」で頂いた餅と豆。しっかりキャッチ!)

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(今年は前厄らしいので、護摩で祈祷もしてきました)

 

これを始める理由は?

日本の暦の文化を大事にしたいから。

このブログのタイトルにもある、「アグロエコロジー」ですが、生態学の知見に基づいて農地を管理するには、自然界の生き物の動きには敏感でなくてはいけません。彼らは日々変化する季節に対応しながら生きているので、その変化に鈍感では、その時期毎に応じた適切な管理が行えないのです。この自然の変化の仕方、変化の見え方は地球上のそれぞれの場所特有の地理的な環境(気候や母材)、それによって生み出された生態系、人々の暮らし方などなどによって異なります。伝統的な土着の文化は、これらを反映しています。長い時間をかけて、その土地ごとに応じて改良が加えられてきたからです。きっと、そこから学ぶことはたくさんあるんだろうなと思います。暦には、お百姓さんの知恵が詰まっているはず!*1*2

粋だな~と思うから。

日本には明確な四季があるじゃないですか?自然が1年間を通して移り変わっていく!僕はこのことに対して、すごくワクワクするんです。四季の移ろいに合わせて、日々自分の周りの草や生き物が活動の仕方を変えているなんて!それを感じ取っていける感性って、素敵じゃないですか。そんな心を持っていたいです。

 

*1:もちろん温度計や湿度計を見ながら管理しますけどね。併用すればいいのかなと。

*2:たまたま、この数百年の気候が安定していただけで、それに基づいているものが、気候変動中の今にも通用するのか?みたいな意地悪な質問には、答えようがないです。

モンサント社がインドで販売したワタの話

モンサント社Bt毒素を生産するように遺伝子組み換えした綿花を、インドで販売した結果、家族経営の農家の多くが自殺に至ったということに関するドキュメンタリー。

 

 

この遺伝子組み換えワタは、通常のワタよりも水や肥料を多く必要とし、推奨されている理想的な条件でこのワタを栽培して、宣伝で謳われた通りの高収量を得るためには、灌漑設備などを整えたり、その他のセットの投資が必要。でも、それを考慮しないで高価な種子だけを導入したり、あるいは、バンダナ・シヴァが途中で指摘していたように、遺伝子組み換えワタではないワタの種子が一般的に手に入りにくかったりしたために、借金を作って、返済できなくなり、取り立てられ、自殺する農家が出てきたとの内容。


そもそも安く買い叩かれる構造の中で、規模の経済を発揮できるわけでもない小さな農家が、高価な種子を、説明書通りに栽培しないというのは、文字通り自殺行為。


でも、その背景にいろいろな理由・戦略があったことを想像すると、農家の自己責任だとはとても言えないし、綿パンツをはいているので、罪悪感さえある。でも、彼らの生活は幾分ワタの生産にかかっているから、本来、綿製品を使うことは彼らのためになるはずなんだけど。。。

フェアトレードオーガニックコットン製品を買えばいいのかな?
システム思考の本(http://amzn.to/2gEHcYN)でも読んでみたらいいのかな?

 

とりがおしえてくれたこと: こどもにつたえるフェアトレード budoriの絵本

とりがおしえてくれたこと: こどもにつたえるフェアトレード budoriの絵本

 

 

システム思考―複雑な問題の解決技法 (BEST SOLUTION)

システム思考―複雑な問題の解決技法 (BEST SOLUTION)

 

 

留学先で新しい価値観に触れるってのは、嘘じゃなかったよ。

留学をすると、留学先の文化独特の価値観などに触れられて、考えさせられることが多いです。っていうことは、耳にタコができるくらい聞いたことがありますよね?

月並みな意見ですが、体感するのとしないのとでは、大きな違いだと思います。

色々と考えさせられるキッカケを頂きました。

例えばこんな感じで。

マチスモで作られる、バカの壁 !

メキシコ人男性にとって下ネタ・女性話は大事な、あいさつ !

 

留学も、残すところあと2カ月となりましたが、まだまだ色んな新しい発見を楽しみに毎日アンテナを張っておこうと思います。

さて、昨日、友達がこんな素敵なサービスをリリースしたので、そのリンクも貼っておきます。

 

www.ryugaku-code.com

 

下のプレゼンの中で、異なる人種と過ごす経験の有無によって人種差別が予測可能とネイト・シルバーが語ったように、留学で異文化に触れること、その文化の中の人と一緒に暮らすことが、人種差別の解決のために役立つと良いなと思います。

 

 

 

僕も留学codeで、留学経験者としてメンターをやらせてもらっているので、カリフォルニア州でアグロエコロジーを実践している農家でのインターンや、キューバへの都市農業をテーマにした留学に興味のある方は、留学codeで僕を探してください。

Skype越しにお会いしましょー。

 

マチスモで作られる、バカの壁

カリフォルニア州南部で、メキシコ人労働者の野郎どもと一緒に農作業をしていたときのエピソードをまとめた、こんな記事を書きました。

tobitate-sanfrancisco-cuba.hatenablog.com

これに対して、とある友達からコメントをもらいました。

曰く、女性の尊厳についても、よく考えて。とのこと。

たしかに彼女の言う通りだなと思います。

女性の立場の考慮が不十分だったなと思います。

アメリカ次期大統領のドナルド・トランプの女性に対する発言などもありますが、世界中で、まだまだジェンダー問題は未解決の大きな問題です。

メキシコのジェンダー問題には、マチスモという価値観が大きくかかわっているらしいのですが、先日これに関して、面白いなと思うことがありました。

 

インターン先の農園のオーナーとの話です。

メキシコ出身、30代男性で、いつも快活で冗談を飛ばしまくるオーナーが、とある晩に、なんとも静かな表情でお茶を煎れていました。

2か月前に、彼にとって不幸なことがあったのは知っていました。

彼が独特の静寂モードになっているのを何度か見たことがあったので、気を使って静かにしていたのですが、彼の方が先に口を開きました。

曰く、

「メキシコをはじめとしたラテンアメリカ社会には、マチスモという男性に対する独特の価値観があり、その下では、男性は常に男性らしくあるべきで、弱みを見せるのは良くない。不幸があって、とても悲しいのだけれど、悲しがっている様子は弱虫に見えるから、家族や彼と同じ文化を持つ人々に対して、そのような姿を見せることは、マチスモが許さない。だから、晩に家族が寝静まって一人になった時に、時々こんな風に、素直に悲しめるのだ」とのこと。

マチスモ=男性優位主義と訳されることもあるようですが、それによって、男性自身も苦しんでいるというのは、自分にとって斬新なことで驚きました。でも、とても人間味のあるエピソードで、すごく納得しました。

しかし、その次の言葉の解釈がすごく難しいんですよね。

曰く、

マチスモに基づく、男らしさという価値観の押し付けは社会にとって良くない。なぜなら、それによって、男性が苦しむと、社会を引っ張っていくべき存在である男性が元気でなくなり、それによって社会が元気でなくなるから」とのこと。

やっぱりマチスモなんかい!とツッコんでしまいました。

「社会を引っ張るのは、男性だ」的な考え方は根強そうです。。。

 

男性の立場、女性の立場、さらにはセクシャルマイノリティの立場なども含めて、他の立場の考え方・感じ方・苦悩などを別の立場から考えることって、ほんと難しいですね。やっぱりバカの壁があるんでしょうか。

バカの壁 (新潮新書)

バカの壁 (新潮新書)

 

 人は別々の脳を持っていて、他の脳に入り込むことは出来ないということや、個性を伸ばしていくべきということが、「男性なら、こういう「男性らしさ」を持っているべき」というマチスモと上手く付き合っていく手掛かりになりそうな気がします。

「自然農法」をYouTubeで検索してみた 1

「自然農法」と言えば、この方を措いては、語れないですよね。「NHK映像ファイル あの人に会いたい」の「福岡正信さん」動画です。

 何もしないのが最高農農法になる

耕さない

雑草を抜かない

農薬も化学肥料も与えない

「 いかに昼寝する時間を多くするのかを考えていた」なんて、すごく拍子抜けするような感じですけれど、教科書通りのことをせずに、それを疑ってみて、いかにより楽な方法を見つけるのかってことは、常に意識したいなと思います。

 

【個人史】

福岡正信さん

愛媛県伊予市出身

大正2年生まれ

岐阜大学で植物病理学を学ぶ

卒業後は横浜の税関で植物の検疫の仕事でミカンの病気の研究

25歳のときに急性肺炎で生死をさまよう

それが転機となって、価値観が大きく変わり自然農法を始める

自然農法を実践し、伝授、講演、執筆などなどを行う

 

【動画で紹介されていた、農法】

種もみを土の上に直にまく

わらをまいて、土地を肥し、雑草を抑える

稲刈りの前に麦をまく(稲を刈った後にも畑が麦でおおわれていることになるので、雑草の成長が麦の陰によって抑制される)

粘土団子(粘土に種を混ぜ込んで、それをあちこちに蒔く。乾燥地域などでも生かされる)

 

【素敵な言葉】

草一本 人間が作っているんじゃない 自然が作っているんだ

これは心の底から共感しました。でも、忘れがちにされていることですよね。例えば、大企業の「作った」遺伝子組み換え品種とかが、特許で守られているのは、すごく違和感がありませんか?僕はあります。「経済活動的に正当なこと」っていうのは、あんまりしっくりこない言い訳ですね。人間は文字通り「組み換え」ただけなのに、作った気になってしまうのは、ちょっとおこがまし過ぎる気がします。

「作る」と言えば、

「野菜を作った」という言葉と「野菜を育てた」という言葉は似ていますが、僕は、それぞれ明確に違う意味を持っているものとしてとらえたいですね。僕は「野菜を育てる」人になりたいです。「野菜を作った」という傲慢な態度はいやです。

 

【さらに詳しく勉強したい!】 

この2冊は、残念なことにKindleになかったです。ORZ

帰国後してから、絶対読みます!

自然農法 わら一本の革命

自然農法 わら一本の革命

 
無〈3〉自然農法

無〈3〉自然農法

 

キューバがヤバイ?なんて考えている人たちの方がヤバイと思う。

キューバに行く」という話をすると、まず、「え!危険じゃない?」って言われます。理由は、たいてい「キューバ共産主義国だから」とか「キューバ危機があったから」とかなんですけど、正直論外だと思うんです。僕は、イメージではなく、歴史を学んで語れるようになりたいです。

キューバといえば、アメリカとの関係を知ることが欠かせません。それは2国が近いという地理的な理由もありますし、カストロ議長が新自由主義的なアメリカを嫌っているという理由もあります。今回は、新自由主義・市場至上主義的なアメリカと、それに対するキューバという感じで書いてみました。

 

【農業に関するキューバとアメリカの歴史】

 

ざっくりとストーリーをまとめてみます。

キューバ革命

キューバコロンブスに発見されます。

その後、スペインからサトウキビ産業と奴隷産業のために、スペインに利用されます。

独立闘争が起きて、アメリカが手助けしてキューバがスペインから独立。

でも、これはキューバを搾取するのがスペインからアメリカに変わっただけのこと。

アメリカ資本の企業が参入してキューバを搾取します。

時の指導者、バティスタは私欲のために、親米派として、アメリカの政府と企業、さらにはマフィアとつるんで、自国の農業や資源がアメリカの企業に搾取されるのを手助けします。自国キューバの農民を売って、懐を肥やす悪いヤツです。

「おぬしも悪よのー。いやいやお代官様ほどではー。」みたいな感じ?

 

2キューバ革命直後

カストロキューバ革命を起こして、悪者のバティスタを追放。

アメリカ企業に搾取され続けてきたシステムを変えるために、農地改革を行います。

最初はアメリカとも友好関係を築く予定でした。

当然、アメリカの政府・企業・マフィアは、キューバで搾取できなくなりますが、キューバの砂糖産業という、一度吸った甘い蜜は忘れられません。

 

3アメリカにとってはカストロが邪魔

カストロ政権を転覆させて、第二のバティスタキューバの指導者に仕立て上げて、再びキューバを搾取したいわけです。主にアメリカは2つのことをやりました。

 

1つめ、レッテル貼り

カストロ農地改革共産主義的として、キューバにレッテルを貼り、経済的に圧力をかけました。

たとえば米国自身が第二次世界大戦後に日本や日本の旧植民地で実施した農地改革に比べれば、ずっと穏健なものであった。にもかかわらず、米国政府はこの改革を「共産主義的」と決めつけ、結果としてキューバソ連陣営へ追いやったのである。

キューバ情勢レポート キューバと米国の国交正常化交渉をめぐって(2015年2月) - ジェトロ・アジア経済研究所より引用

 2つめ、ピッグズ湾事件などの工作

キューバ革命後の1959年後半にフィデルはアメリカの新聞に「どんな産業も国有化する意図はなかった」と語った。フィデルが明確にソビエト連邦を中心とする東側諸国への接近を企図するのは、1961年4月のピッグス湾事件の後である。

フィデル・カストロ - Wikipediaより引用

 キューバ革命時にキューバからアメリカに渡った亡命キューバ人と組んで、裏で操り、表では、亡命キューバ人がキューバの政府軍に対して反乱しているように見せかけて、カストロ政権を潰そうとして、けっきょく、それが失敗。事をエスカレートさせて、「キューバは危険」というレッテルを貼りまくります。

ピッグス湾事件後もケネディ政権はカストロ政権の打倒を目ざして、キューバ国内へのクーデター支援・政権打倒工作、ゲリラ攻撃、カストロ暗殺工作などマングース作戦と呼ばれる工作を続け、このままではアメリカ合衆国から政権を打倒されると危機を感じたカストロが、1962年5月にソビエト連邦に軍事的支援を求めて、核ミサイルの搬入とミサイル基地の建設に入り、その結果1962年10月のキューバ危機を招くに至った。

ピッグス湾事件 - Wikipediaより引用

それでも、けっきょく、いままでのところはキューバが耐えて、アメリカは搾取を再開できずにいます。

 

キューバ以外のラテンアメリカは?】

世界中が新自由主義にさらされているわけですが、他のラテンアメリカ諸国もキューバに負けず劣らずひどいことをされてきた歴史があるようですね。乱暴に言ってしまえば、アメリカの新自由主義に従わないなら「共産主義」などのレッテルを貼られ、従ったら搾取されるというような構造なのかなと思います。

かつてラテンアメリカは,米国の「裏庭」と呼ばれた。ひどいことに,レーガン大統領などは, もはやラテンアメリカは裏庭などではなく,「表庭」であるとその演説で述べたことがある。ラテ ンアメリカ諸国の国家主権に対する敬意などまるでない言辞が,平気で使われるほどラテンアメ リカは米国に従属していたのである。多くの自立を目指す政権が,ことごとく米国の干渉(軍事 的手段,非軍事的手段を問わず)により崩壊させられた。唯一の例外が,今年革命勝利 50 周年を 迎えたキューバであった。キューバは,1991 年のソ連・東欧の「共産主義体制」崩壊による援助 ストップにも耐えた。

http://202.236.120.11/ielak/pdf/kiyou09_10.pdfより引用

 

いかがでしたか?歴史って、見方によって、色々なとらえ方が出来ますよね?まさか「アメリカ=正義」なんて短絡的なお考えはお持ちでないですよね?気付いたら、新自由主義の市場至上主義によって自分たちが搾取される側になってるかもしれませんよ?農業に限らないですけど、例えばTPPで、多国籍大企業にとって有利なシステムが出来て、小規模農家にとっては苦しくなるかもしれないってことが言われるじゃないですか?それをヤバイと言いながら、大企業が搾取していた農地が農地改革によって、国民に振り分けられたことについて、「共産主義だ。キューバはヤバイ」なんて言うのは、アメリカが貼ったレッテルを信じすぎなんじゃないかな?と思います。

本当にヤバイものは何なのか?よくよく考えないと。

ヤバくなってからヤバイと言いたくないですね。

 

で、最後に個人的に、超重要なことですけど、僕はキューバ革命賛成!とか、LOVEカストロ!とかいう訳ではないです。理想が素晴らしくても、たしかにカストロさん、強硬なことやってますもん。なんなら、めちゃくちゃ飛躍しますけど、江戸城無血開城くらいのスマートさが欲しいところですよ。江戸城無血開城勝海舟様の世界情勢を見通す力のお話しには惚れ惚れしますよねー。おかげで、日本は西洋諸国からの植民地化を免れたなんて言われていますし。再来年は明治維新から150周年ですけれど、明治維新の偉人方に見られて恥ずかしくない日本でありたいですね。①新自由主義・市場至上主義に喰われるのか?②それを拒み、嫌がらせに耐えながら理想を求めるのか?③別のスマートな方法を見つけるのか?

①なら、恥ずかしくて切腹しますが、②は現実的じゃないですよね。マジでちゃんと③を考えていきたいです。もっと勉強しよー。

 

参考

山岡加奈子(2015)『キューバと米国の国交正常化交渉をめぐって』, <http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Region/Latin/Radar/Cuba/201502.html>2016年10月31日アクセス

 原田金一郎(2009)『グローバリゼーション対ローカル・エンパワメント』, <http://202.236.120.11/ielak/pdf/kiyou09_10.pdf>2016年10月31日アクセス